「経営・マーケティング・数学・統計学・・・
幅広い知見と経験に圧倒されます」

齊藤喜之

トランスコスモス株式会社グローバル事業統括 CX事業戦略統括部 CX企画部部長

福島さんは、私がトランスコスモスに入社した2017年の翌年、2018年に私の上司として入社されました。ご転職される際、現在の副社長と共に会食の場でご一緒したのが、最初の出会いです。以来、上司と部下として、日々同じ職場で働いています。
今だから言えますが、初対面の時は、一見厳しそうな印象を受けて少し不安でした。しかしお話をすると、穏やかな語り口調から、すぐにとてもお優しいお人柄が伝わってきました。

社内では尊敬を込めて
“Professor”と呼ばれています

福島さんは大規模なプロジェクトをいくつも立ち上げたマーケティングの実務家である同時に、数々の企業で社長や取締役を経験され、企業上場にも関わられた経験を持つ経営者です。また、東京工業大学大学院で学ばれ、数学と統計学のプロでもあります。
とても博学なので、社内では『Professor福島』と呼ばれています。現場目線とアカデミックな理論を兼ね備えたマーケティング・データサイエンスのスペシャリストであり、経営者でもある。こんな知見と経験を併せ持つ方は、なかなかいらっしゃらないと思います。
人材育成を重要視されていて、社内ポータルには福島さんによるマーケティング基礎講座が掲載され、社員がいつでも学べるようになっています。

数学的・統計学的なものの見方、
圧倒的な観測力

私が所属する部署は新規事業開発をミッションとしており、フィリップ・コトラー先生が提唱するマーケティング4.0の「5Ａカスタマージャーニー」指標を測定するサービスを、MarkPlus社（『マーケティング4.0』の共著者、ヘルマワン・カルタジャヤ氏創業）との業務提携により事業化しました。開発段階にて福島さんは、KPIである「5つのA」指標の測定を1からご自分で考案されました。とんでもないリサーチ力だと、くやしいぐらい驚いたのを今でも覚えています。
また、この事業では数値の測定やカスタマージャーニーの診断などのコンサルティングを行うため、数字への深い理解や統計学的な考えが必須です。数値のバイアスや誤差をどう考えるかという多元的・多角的な観測について日々議論を繰り返しています。
そのような中で福島さんと接していると、仕事の上ではもちろん、世の中を見るにあたり、数学的・統計学的なものの見方の重要性を実感します。福島さんに質問すると、ご多忙にも関わらず1から丁寧に教えてくださいますが、毎回それでは申し訳ないので、自発的に勉強を始めました。日々の業務の中で学ばせていただけるのが有難いです。

この講演で、
企業における新規事業の重要性がわかります

すぐに売上を生まない新規事業は、企業活動の中でお荷物と捉えられがちですが、福島さんは「新規事業こそが企業にとって一番大事」という考えをお持ちで、新規事業のための学会も設けています。
今回の講演では、ロイヤルティマーケティングの重要性に加え、新しい市場創造が企業の未来を切り開く鍵だと語られています。PLへの責任があるマーケターのみなさんに、ぜひ、福島さんの講演をお勧めします。
また、私にとって福島さんとは、到底そこに到達できるとは思えない、高みにいる方です。ですが、誰の話でも傾聴され、朗らかで人あたりが良く、社内でもとても好かれていらっしゃいます。とにかく懐が深い方です。この講演で、そんな福島さんのお人柄にも触れていただきたいと思います。きっと業務に良い影響を与えるエッセンスを得られることでしょう。

INTERVIEWEE　語り手: 齊藤喜之

トランスコスモス株式会社グローバル事業統括 CX事業戦略統括部 CX企画部部長

2017年からトランスコスモス株式会社に入社。入社以来、福島の元でCX関連の事業開発を担当。前職は株式会社ロイヤリティーマーケティングマーケティングプラットフォーム企画開発部にて同社のデータ分析基盤の開発に従事。
SPEAKER　講師: 福島常浩

トランスコスモス株式会社上席常務執行役員
講演内容: ロイヤルティマーケティングと市場創造が切り拓く未来The Future Developed by Loyalty Marketing and Market Creation