ゴールドスミス博士のメソッドは、
自信と確信を与えてくれる強力な後ろ盾

私は現在、「マーシャルゴールドスミス・ステイクホルダー・センタード・コーチング認定コーチ」として、日々グローバル企業のエグゼクティブ層にコーチングを行っています。

GEのジャック・ウェルチなど、多くのグローバル企業や団体のトップに対し、効果と実績のあるゴールドスミス博士のメソッドは、クライアントに対し確かな価値を提供できるという自信と確信を私に与えてくれています。誰もが「より良いリーダーになりたい」という気持ちさえあれば確実に進化できる、という現実を目にしていますから、そのお手伝いをできることはとても嬉しく、楽しいことです。

成功している人を更に成功させる、
これまでの自分を超えるための３つの条件

ゴールドスミス博士は「成功している人をさらに成功させる」にフォーカスし、３つの成功の条件を挙げています。

１つ目は、『Courage（勇気）』。過去の成功体験にしがみつかず、安全地帯を出る勇気を持つこと。２つ目は『Humility（謙虚さ）』。周囲からのフィードバックとフィードフォワード（将来あなたに期待すること）に耳を傾け、誰からも学ぶ姿勢を持つこと。そして３つ目は『Discipline（自律）』、自ら粛々と行動変革を起こすことです。

リーダーの成果とは、「周りにどれだけ良い影響をもたらすか」、ということです。「ステークホルダー センタード」という名前が示すように、自分ではなく「周囲の人々が中心」であるという考え方です。３つのどれかが欠ければ、成功するリーダーでは居続けられない。逆にこの３つを行えば、従来の自分からさらに進化できると、ゴールドスミス博士は提唱しています。

みんながハッピーになるために。
Pay It Forward の理念を持つオープンな人柄

「Life is good」
ゴールドスミス博士のマインドにぜひ触れて欲しい

ゴールドスミス博士からのメールの末尾にはいつも、「Life is good」と記載されています。彼のポジティブさ、「Life is good」というポリシーのきっかけは、過去に赤十字のボランティアでアフリカに行き、飢餓に直面する子供たちに出会い、不平を言うのではなく感謝することの大切さを知った事と聞きました。「子供たちは日々腕のサイズを測られ、その大きさによりその日の食べ物の有無が決まるのです。世の中には、本当に困っている人がいて、あなたが想像もできないような問題を抱えている。それに比べあなたはとても幸運な人です」と。

彼は「棺桶に入る時、どんな気持ちで人生を終わらせたいか？そのために今、何ができるのか？」をいつも問います。どんな状況でも人生をポジティブに、前向きに生きようというゴールドスミス博士のメッセージは、今回のWMSのテーマである『Hello Tomorrow, Building the Next New Normal』とも、深い部分でリンクするのではないでしょうか？

彼の話を聞いて、暗い気持ちになることはまずありません。ご自分のリーダーとしての進化や在り方を見つめ直したい方、何かヒントを得たい方に、ゴールドスミス博士の講演をぜひおすすめします。

INTERVIEWEE　語り手

織井弥生

マーシャルゴールドスミス・ステークホルダーセンタードコーチング認定コーチ
国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ
YESコンサルティング合同会社 社長

上智大学外国語学部英語学科、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院卒業（MBA、フルブライト奨学生)。本田技研工業、セガ、大前研一氏率いるITベンチャー等にてマーケティング、事業企画マネジメントを経て、2005年にアメリカにて教育コンサルタントとして独立。マーシャル・ゴールドスミス氏に師事し、エグゼクティブコーチ、人財開発・組織開発コンサルタント、研修講師として様々な日本企業・外資系企業の多国籍のリーダーとチームを支援。十数年に渡るアメリカ滞在経験よりダイバーシティ＆インクルージョン、女性のリーダーシップ、MBTIを用いた自己理解を得意とする。一般社団法人久野塾理事としてもグローバルリーダーを育成中。著作に『マーケティング戦略論』（ダイヤモンド社、共訳）ほか。

YESコンサルティング合同会社
https://yesconsulting.info

SPEAKER　講師

マーシャル・ゴールドスミス

エグゼクティグ・リーダーシップ・コーチ 兼 作家